京都・清水を訪れた際に、湯豆腐のお店「奥丹(おくたん)」を訪れました。
水が豊かな京都では、各所で湯どうふが名物料理として提供されています。
その中でも、ここ奥丹清水は京都に現存する最古の湯豆腐料理店だそうです。
奥丹清水のロケーション
大勢の観光客で足の踏み場もないほど混雑している清水寺・三年坂を抜けると、やがて静かなエリアに入ります。
その一角にあるのが「総本家ゆどうふ奥丹清水」。創業は南禅寺の境内だったとのこと。
店内にはテーブル席は無く、すべて座敷。我々は掘り炬燵スタイルの座席に案内していただきました。
席からは緑が美しい中庭が見渡せます。
観光客や参拝客で溢れかえっている清水(きよみず)にいるとは思えないほどゆったりとした空間です。
精進料理とは思えないほど、ボリューム満点
メニューは湯豆腐コースのみ。豆腐の種類は、昔ながらの作り方の「昔どうふ」、沖縄のにがりを用いた「島とうふ」など選ぶことができました。
静かな京の雰囲気をたのしみながらいただく、先付の胡麻豆腐やとろろ、木の芽の田楽は京都の雰囲気も相まってとても美味!
どれも精進料理とは思えないほどボリュームがあり、また、味わいが豊かです。
シンプルな調理法だからこそ、名店がオススメ
湯豆腐はシンプルな調理法であるからこそ、手の込み方がものを言う料理だと思います。
観光客を当て込んだお店の中には、市販品のものを提供しているところも多いと聞きます。
ここ奥丹で提供されている湯どうふは格別で、リピーターも多いそう。
豆腐の硬さや食感、大豆の香り、出汁、どれも市販品では再現することができません。
京都で湯どうふを食そうと思っている方にはオススメしたい名店です。