料金と時間という点から、東京と大阪の移動・行き方を比較しました。
新幹線、飛行機、高速バス、クルマそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。
最速の移動手段と最安の移動手段、あなたはどっちを選びますか?
東京と大阪の移動手段は全部で5つ!
東京と大阪を行ったり来たりするのが盛んになったのは江戸時代の頃と言われています。
その頃の東京・大阪間の所要時間は東海道を通り、約半月だったそうです。
なんと、往復で1ヶ月!
全て徒歩だったので、それは大変なことだったと想像できます。
現在では新幹線・飛行機・高速バス・クルマ・普通列車の5通りがポピュラーな行き方です。
それぞれ所要時間・料金を比較してみると..
飛行機と新幹線は普通席、高速バスは3列シートの一般的な座席の料金です。
いずれの移動手段も、夏休みや3連休シーズンなどがあります。料金の変動があるため平均的な料金を調べてあります。
所要時間 | 料金(東京〜大阪、片道) | |
飛行機 | 65分 | 14,000円(最安は約5,000円) |
新幹線 | 2時間35分 | 13,900円 |
高速バス(夜行バス) | 約8時間 | 9,000円(最安は2,800円) |
普通列車 | 約9時間 | 8,000円(最安は2,500円) |
クルマ | 約7時間 | 16,000円(最安は12,000円、ガソリン代込) |
リニア中央新幹線 | 67分 | 不明(2027年開業予定) |
飛行機
飛行機のメリットは何と言ってもその速さと、料金のバランスが良いことです。
搭乗手続きや空港から目的地への移動時間を考慮しても、所要時間は新幹線よりも短いです。
飛行機は料金が高いというイメージがありますが、東京と大阪間は新幹線と競合しているため、ANA、JALともに前日までの予約で14,000円程度で乗れます。
移動当日に急遽予約する場合はかなり高いので、前日までの予約向けです。
機内では無料WiFiが使えたり、飲み物のサービスがあったり、雲の上からの景色が楽しめます。
LCCは安いけど、時間がかかる
LCCの場合は大阪市内から離れた「関空」、東京都心から離れた「成田」を発着します。
4,000円程度で予約できますが、それぞれ移動時間を含めると新幹線よりも遅くなります。
メリットとデメリット
◆デメリット・・・当日予約は高い&便が限られている
新幹線
新幹線のメリットは速さと運行本数が多く、もっとも人気な東京大阪の移動手段です。
所要時間は2時間40分かかりますが、運転本数が多いため好きなときに乗れるという利点があります。
基本的に10分に1本の運転間隔、その3分後には臨時列車が運転されています。(金曜日や週末の混雑時)
料金は14,000円程度で、当日に購入しても同じ料金です。
JR新幹線+宿泊がセットになったプランを購入すると、実質的に料金が片道11,000円ほどに安くなります。
デメリットは乗車前の保安検査がない分、安全性への心配があることです。
2018年には「のぞみ」車内で放火事件があり、死傷者が出る大事件が発生しています。
また、車内でのトラブルが原因で殺人事件が起こったこともあるそうです。
豆知識「のぞみ」には14分以上も速さが違うものも
東京と大阪で多く利用されるのは「のぞみ」ですが、実は列車によってかかる時間が違います。
もっとも速い東海道新幹線「のぞみ64号」は東京大阪が2時間23分、遅いのは「のぞみ402号」で2時間37分だそうです。
メリットとデメリット
◆デメリット・・・そこそこ時間がかかる&過去には死傷事件も
高速バス
高速バスのメリットは夜、寝ている間にも移動できること、そして値段が安い点。
3列シートだと東京〜京都・大阪で8,000円程度、2列シートだと10,000円程度です。
夏休みや連休には値段が上がり、3列で15,000円、2列で20,000円になることもあります。
こういう場合には新幹線や飛行機のほうがおすすめです。
車内にはトイレが用意されていたり、座席ごとにカーテンで区切られていたりするのでプライバシーはそこそこ守られています。
実際に東京大阪の夜行バスに乗ってみると、乗車中は意外と快適で、到着した日は朝から活動できるので便利でした。
車内の振動や座りっぱなしの姿勢が辛い、という人には不向きです。
メリットとデメリット
◆デメリット・・・時間かかる&疲れは残る
普通列車
東京から大阪まで、ひたすら普通列車(各停)で行く移動手段です。
東海道新幹線と同じルートですが、大きな駅から小さな駅まで、全ての駅に止まっていくので相当な時間がかかります。
大阪発東京行きの直通電車はないため、何回か乗り換えをする必要もあります。
ひたすら電車に乗り続け、所要時間は約9時間。
料金は9,000円ぐらいもかかり、はっきり言ってしまえば割に合いません。
これならばJR新幹線+宿泊パックを予約し、新幹線利用で(実質)片道11,000円程度にするのがおすすめです。
割に合わない普通列車ですが、青春18切符を使うと格安です。
春休み、夏休み、冬休みシーズンに販売される「青春18きっぷ」は1回あたり約2,500円で、普通列車が乗り放題。
東京〜大阪移動の最安値ですね!
メリットとデメリット
◆デメリット・・・時間かかる
クルマ
公共の移動手段ではなく、自力での東京〜大阪を移動です。
メリットは荷物がたくさん積めるという点、好きなタイミングで出発できるという点です。
ペットを連れている場合にも便利ですね。
高速料金とガソリン代の両方が必要になりますが、2人以上で移動すれば新幹線よりも安く、4人以上だと高速バスよりも安くなります。
おすすめルートや料金など、詳細はこちらの記事を参考にしてください。

メリットとデメリット
◆デメリット・・・7時間も運転する必要がある&現地で駐車場が必要
まとめ
東京〜大阪の5通りの移動手段を料金、時間、そしてメリットを徹底比較してみました。
もっとも速い移動手段は飛行機の65分、もっとも安いのは普通列車の約2,200円。
あなたにぴったりの行き方は見つかったでしょうか。
ところで、2027年開業予定のリニアモーターカーの所要時間は67分だそうです。
飛行機とほぼ変わりませんね。
地下深くを走るうえ、密室空間になるため、専用の搭乗手続きや保安検査が行われるものと思います。
リニア中央新幹線に乗れるのはまだまだ先ですが、東京大阪はトータルで考えると2時間半くらいかかりそうですね。
(東京〜大阪の飛行機の増便でいいのではないかと思ってしまいますね!)