岡山県北部の温泉巡りの際に宿泊した、奥津温泉の旅館「池田屋河鹿園」のレビューブログです。
温泉の泉質、客室の様子、そして朝食などを紹介します。
奥津温泉の老舗旅館
今回のブログ記事は1人で宿泊したものです。そう、池田屋河鹿園は1人でも宿泊可能な温泉旅館です!
奥津温泉(おくつ温泉)の中心部には、奥津荘、東和楼、そしてこちらの池田屋河鹿園が軒を連ねています。
この三軒が奥津温泉の代表的旅館なわけですが、重厚で歴史を感じさせる和風建築の奥津荘および東和楼と比べますと、河鹿園のペンションじみた外観はやや格落ち感があります。
ですが、旅館の中に足を踏み入れてみれば、リノベーションされたロビーや客室は美しく、とても良い雰囲気でした。
奥津温泉を代表する他の旅館と同等か、それ以上のような印象を受けました。
奥津温泉の静けさを楽しむ旅館
池田屋河鹿園の客室には吉井川に面した広縁が設けられていて、川のせせらぎを聴きながら珈琲を一服、などといった贅沢な時間も楽しめました。
奥津温泉・池田屋河鹿園の客室
池田屋河鹿園に宿泊するにあたって、今回は楽天トラベルにて、スタンダード和室8畳の客室を予約していました。
古い建物を綺麗にリノベーションしてあり、予約サイトで見ていた写真よりもずっと雰囲気の良いものでした。
(ただし、若干隣室の話し声などが漏れ聞こえてくることもありました。)
広縁にはガラステーブルと一人掛けのソファが設置されていてゆったりとくつろげました。
足元にはホットカーペットが敷かれていて、奥津温泉周辺の冬の寒さも感じませんでした。
また、広縁には冷蔵庫、電気ポットが用意されており、ありがたいことに2リットルのミネラルウォーターを毎朝用意していただけました。
飲み物としては、緑茶、ほうじ茶、レギュラーコーヒーのパックが準備されています。
アメニティ類も十分
水回りも清潔で、アメニティは歯ブラシ、髭剃り、消毒済みグラス、ハンドタオル、と一通り完備されています。トイレはウォシュレット、暖房便座付きでした。
客室には電話、大型の液晶テレビが設置されていました。WiFiの速度も十分で、電波の強度は全く問題を感じませんでした。
適度な距離感が心地よい、池田屋河鹿園の接客
池田屋河鹿園スタッフの皆さんの対応は、過剰に接待されるわけではなく、かといって放置されるわけでもない、程よい距離感で接していただけて大変満足でした。
ぬるめの極上泉質!奥津温泉を堪能
池田屋河鹿園の温泉は二か所あり、男女入れ替え制となっています。
露天風呂は無く内湯のみです。
一つはタイル張りの大浴場で、こちらは10人前後が一度に入れる大きさでした。
奥津温泉が誇る、ぬるめの極上湯が贅沢にかけ流されており、湯あたりすることもなく何時間でも入っていられます。
もう一つは地下にある小さな浴場。こちらは一度に3人も入ればいっぱいになってしまう狭さでした。
ですがその分、かけ流される温泉の新鮮さは抜群で、こちらもいくらでも入っていられる心地よさでした。
奥津温泉の源泉はとても泉質がよく、心地良いです。温泉好きの方はぜひ訪れてみてください。
奥津温泉の静けさに癒された宿泊
池田屋河鹿園は奥津温泉の穏やかで静かな環境のなか、のんびり過ごすには最適のお宿でした。
紅葉の季節からはやや遅れた時期に訪れたせいか宿泊客もさほど多くなく、受け入れ客数も絞っているせいか、食事の際を除いて他の宿泊客と出会うこともほぼなく、穏やかに過ごせました。
ブレブレの写真で申し訳ないのですが、朝食は下の写真のような感じでした。
岡山県の他の温泉地と比較しても、極上泉質!
特に温泉に関しては群を抜いて素晴らしいものでした。
無色透明のぬるめのお湯は、不思議と湯上りはポカポカ、かといって汗をかくほどでもなく、晩秋の肌寒さを感じさせないほど快適そのものでした。
一泊目の夜に2回、翌朝1回に夜2回、そして最終日チェックアウト前に1回と、自分でも呆れるほど何回も入浴してしまいました。
奥津温泉の立ち寄り湯もできる
奥津温泉周辺の旅館では立ち寄り湯を快く受け入れてくれています。
それぞれ、池田屋河鹿園とはまた趣の違う温泉を色々と楽しむことが出来ます。
今度はぜひ紅葉シーズンに訪れたいと思います。
奥津温泉・池田屋河鹿園の新型ウイルス対策
新型コロナウイルスの問題もあり、チェックイン後の客室へのスタッフの立ち入りを行っていないとのことで、2泊目の布団の上げ下げや室内の清掃などはありませんでした。
また、各種アメニティは、朝食後外出しお昼前後に部屋に戻った際、客室前の廊下に籠に入れた状態でおかれていました。
内容は替えの浴衣、足袋、ボディタオル、バスタオル、使い捨て歯ブラシ、髭剃り、ブラシなどでした。